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質問】従軍慰安婦問題について、あなたはどう思いますか?
【回答・168】 
■チハ
■お風呂利用2桁
■05/26(木)22:19
なんとか仕事の合間に一部ですが調べてみました。

長尾和郎『関東軍軍隊日記−兵士の生と死と−』
昭和18〔1943〕年1月2日。隊長当番の箱崎上等兵が,朝鮮ピーに惚れられ,金歯2本入れてもらった。
話は痛快。早坂の報告だと,彼女らは看護婦募集の公告にだまされ強制的に慰安婦にされたという。
おれは東京の吉原,州崎の悪所は体験済みだが,東寧の慰安婦はご免だ。
あれじゃ人体でなく排泄装置の部分品みたいなものだが,伊藤上等兵も同感する。戦況は心配ないのか(94頁)。

↑誰が騙したのか(日本軍?朝鮮女衒業者?)明記されていない。また、騙されて慰安婦にされたので、強制連行の証明にはならない。

『島本重三軍「慰安所」第七三三部隊工兵一等兵の記録、場所:中国東北部の吉林省・琿春』
兵隊専用のピー屋(慰安所)は琿春の町に五軒散在していた。一軒の店に十人ほどの女がいた。
『兵隊サン、男ニナリナサイ』。朝鮮の女たちは道ばたに出て兵隊を呼びこんでいた。
まだ幼い顔の女もまじっていた。
兵隊の慰問のために働くのは立派なことで、その上に金をもうけられると誘われ、遠い所までつれてこられた。
気がついたときは帰るにも帰れず、彼女らは飢えた兵隊の餌食として躯(からだ)を投げださねばならなかった。
日曜日にはけだものとなった兵隊を相手に少しも休むまもなかった。
まだ終らないうちから次の兵隊が戸を叩いてせかした。
ベニヤ板張りの小さな部屋には、貧弱な鏡台とトランクがあった。それが彼女の全財産であった。
せんべい布団を被ううす汚れた敷布には、解剖台のような気味の悪い血がしみついていた。
生理のときも休むことを許されず、働かねばならない女たちであった。

↑騙されて慰安婦にされた記述はあるが、強制連行の記述は無かった。

『本日の水木サン』
「戦争中の話だが、敵のいる前線に行くために、「ココボ」という船着場についた。
ここから前線へ船が出るのだ。そういうところには必ずピー屋がある。ピー屋というのは女郎屋のことである。
(中略)ピー屋の前に行ったが、何とゾロゾロと大勢並んでいる。
日本のピーの前には百人くらい、ナワピー(沖縄出身)は九十人くらい、朝鮮ピーは八十人くらいだった。
これを一人の女性で処理するのだ。僕はその長い行列を見て、一体いつできるのだろうと思った。
一人三十分としてもとても今日中にできるとは思われない、軽く一週間くらいかかるはずだ。
しかし兵隊はこの世の最期だろうと思ってはなれない、しかし・・・・・いくらねばっても無駄なことだ。
僕は列から離れることにした。そして朝鮮ピーの家を観察したのだ。
ちょうどそのとき朝鮮ピーはトイレがしたくなったのだろう、小屋から出てきた。
(彼女がナニカを排泄する様子の描写)
とてもこの世のこととは思えなかった。第一これから八十人くらいの兵隊をさばかねばならぬ。
兵隊は精力ゼツリンだから大変なことだ。それはまさに「地獄の場所」だった。
兵隊だって地獄に行くわけだが、それ以上に地獄ではないか。と、トイレに行った朝鮮ピーを見て思った。
よく従軍慰安婦のバイショウのことが新聞に出たりしているが、あれは体験のない人にはわからないだろうが・・・・
やはり「地獄」だったと思う。だからバイショウはすべきだろうナ。」

(*水木しげるの他の著作「水木しげる伝〜戦中編〜」によれば、彼女たちはこの後、病院船でココポを離れたが、
途中潜水艦にやられ、全員が死亡したという。)

↑同じく可哀想な慰安婦の記述はあるが、強制連行の記述はなかった。

『土金冨之助「シンガポールへの道下ある近衛兵の記録』
彼女の部屋へ招かれて、お茶、お菓子の接待を受けながら、故郷のことや生い立ち、家族の話などを聞かせて貰った。
私が一人で行ったある日、彼女は「私達は好き好んで、こんな商売に入ったのではないのです。」と、
述懐するように溜息を吐きながら語った。
「私達は、朝鮮で従軍看護婦、女子挺身隊、女子勤労奉仕隊という名目で狩り出されたのです。
真逆慰安婦になんかさせられるとは誰も思っていなかった。外地へ輸送されてから、はじめて慰安婦であることを聞かされた」
彼女達が、はじめてこういう商売をするのだと知った時、どんなに驚き、嘆いたことだろうと考えると気の毒でならない。
Y子は真剣な面持ちで、訴えるように話を続けた
「今更、悔やんだって、嘆いたって仕方のないことだけど、当時は毎日泣きながら過ごしたの。日本軍が憎らしかった」

↑同じく、誰が騙したのか記述されていないし、強制連行の記述はなかった。

誰に騙されたのか分からないが、彼女達に同情する。が、20万から40万の少女を強制連行して性奴隷にし、そのほとんどを殺害した証明にはならない。

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